Vivy -Fluorite Eye's Song-
今日はアニメVIVYの話をしようと思います。
配慮していますが、ネタバレを含む可能性があります。
Vivy -Fluorite Eye's Song-
きっかけ
AmazonPrimeVideoで一覧に出てきて、あらすじにはAIに関わる話と書いてあったので視聴を決定。
正直、SFは今難しい分野だと思っていて、PC普及直後の昭和ほど新しいものを想像する幅がないと思っている。よってその先に興味があった。
良かったところ
主人公が成長していく
主人公VIVYは売れない歌姫AIとして物語が始まります。心のこもった歌というのはAIには難しいというのも納得できる。ここから歌以外の活動を経て記憶を蓄積し、心を定義していくことが表現されている。つまりは成長、変わってきたなというのがよく伝わってきます。
パートナーAI面白い
位置付け的にはストーリーに深く関わるパートナーのマツモトが面白い。
計画のために真面目なキャラ設定であるはずですが、コメディ要因というかジョークや言葉遊びを交えてくるのが所々刺さります。
話の規模が壮大
未来の人類を救うという話の規模の大きさも良いですが、舞台も10年以上の間隔を空けて移り変わっていくので変化が大きいです。同一時代の様々な箇所ではなく、同一箇所の様々な時代を映していく進み方は話の大きさが感じられる表現でした。
加えて、話の進み具合や主人公の行動によってどう変わったかが逐一確認されており話が分かりやすくなっていました。
歌ものアニメ
主人公が歌姫なので所々歌を使った演出が入ります。オープニングも常に同じではなく、良く織り交ぜられていると感じました。
アクション
アクションシーンも見ごたえがありました。体の動きというよりは空中戦闘が多いのでカメラワークとしての迫力があったと言えると思います。
キメ作画
所々、塗りが違うキメ作画とも言える作画が差し込まれます。
賛否両論かもしれませんが、強く違和感を感じるほどではなく盛り上がると感じたので私には好みの手法でした。
終わり方
全13話見終えた時点での感想です。ここからまだ続くだろうというところですが、終わりでも良い絶妙な終わり方をしています。
俗にいう「俺たちの戦いはこれからだ」のような中途半端な終わりではなく、納得感のある終わりです。しかし、続きを期待させるような終わりだと感じました。
お勧めできる人
SFが好きな人、アクションが好きな人、感情移入が多い人。
SFとしての近未来表現もオススメできる点ですが、加えて登場人物が設定に大きく関わってくるところが魅力です。その世界に根付いた考えを楽しめる作品だと思います。
世界観・感情表現・作画・演出と様々な方面でクオリティを感じることが出来るので、多くの人が楽しめる作品だと思います。